令和6年度 総会のご報告

令和6年度 総会のご報告

ちくま未来戦略研究機構は設立から5年が経過しました。これまで、長野県の地域発元気づくり支援金を活用し、地域の未来戦略に関する様々な活動を展開してきました。しかし、昨年度と同様、今後は自主財源での事業運営が求められます。

そこで、市民や企業の皆様から、さらにご協力とご支援をお願いしたいと考えています。これまでの事業の成果を検証し、経営的視点からビジネス化の可能性を探りながら、広範な市民参加を促進し、協働と共創による新たな事業の展開を目指します。

令和5年度 事業報告

令和5年度は、長野県支援金を受けずに自主財源での運営を行いました。主な活動は以下の通りです。

  1. 地域未来戦略調査研究事業
    「地域経済・まちの活性化」や「教育環境の維持向上」に重点を置き、他団体の活動にも協力・参加しました。
  2. まち未来チャットの開催
    「ちくま未来戦略サロン」は経費の関係で中止しましたが、市民参加型の「まち未来チャット」を9回開催し、意見交換の場としました。
  3. 地域活性化のまちづくり活動
    千曲坂城クラブの児童生徒支援や文化団体への協賛、城址の保全整備活動に参加し、地域活動を幅広く展開しました。
  4. ちくま未来大学の開設
    「のうモダン教室」「川柳教室」などの定期開催に加え、夏休み期には学習支援やプログラミング講座を実施しました。
  5. ちくま検定事業
    第2回の検定試験とジュニア検定を実施。今後は郷土学習教材「ちくま大百科」の充実や学習機会の拡大が課題です。
  6. ちくま未来新聞の発刊
    紙面を8面から12頁に拡大し、50号を発刊。スポンサー確保が今後の課題です。
  7. 情報発信
    ホームページやSNSを活用し、市民に情報を提供。専用ホームページも開設しました。

今後は、会員拡大による財政基盤の強化やスタッフ確保が喫緊の課題です。

令和5年度 ちくま未来戦略サロン事業報告

  1. トークサロン(ゲストによる講演会)
    例年実施している「トークサロン」ですが、本年度は講師や経費の関係で開催を見送りました。
  2. まち未来チャット(夢を見よう・語ろう・創ろう・ちくま街談)
    本年度は「まち未来チャット」を9回開催し、市民が自由に意見を交換できる場を提供しました。このチャットでは、地域の未来に関する夢や課題について、幅広いテーマで語り合い、創造的なまちづくりを目指す議論が行われました。

令和5年度 ちくま未来塾および地域活性化に関わるまちづくり活動報告

  1. ちくま未来塾の開催
    ちくま未来塾は、コロナ禍の影響や講師の都合により、本年度は中止となりました。
  2. 地域活性化に関わるまちづくり活動
    本年度は以下の活動を通じて、地域活性化の取り組みを支援しました。
    • 千曲市R5まちづくり文化祭八への参加
      地域の文化とまちづくりに関する活動の一環として、文化祭に参加しました。
    • 一重山みらい会議による里山整備活動および保全啓発イベントの支援
      一重山の保全と整備に向けた取り組みを支援し、地域の自然環境の保護に貢献しました。
    • 市内スポーツ・文化団体活動への協賛および協力支援
      リベルタス千曲フットボールクラブ、FCバイオレッツ、音楽活動によるまちづくり委員会、アートまちかど企画展示など、スポーツや文化を通じたまちづくり活動に協賛・支援しました。また、これらのイベントにおいて広報・宣伝の面でもサポートを行いました。

令和5年度 市民学び事業 活動報告

  1. 市民学び塾
    市民学び塾では、市民による自主的な学習講座を支援し、会場の提供や広報宣伝を行いました。共催事業として、「のうモダン教室」「本家日記を読む会」「プログラミング教室」を開催し、学びの場を提供しました。また、「映画を見る会」「川柳教室」「囲碁将棋クラブ」「ウクライナ問題・教育問題学習会」などにも協力し、多彩なテーマで学びの機会を提供しました。
  2. 大人の社会見学主催
    9月13日に開催した大人の社会見学では、雨宮産業団地や千曲環境エネルギーセンターなどを視察し、23名の参加者が地域産業やエネルギー問題について学びました。
  3. ユースカフェ事業(学習支援)
    次世代を担う子どもたちに対し、地域の魅力を学び合う学習や人生の基礎力を身につけるための学習支援事業を実施しました。特に、日本財団支援事業「子どもの第三の居場所づくり事業」をNPO法人銀のかささぎに委託し、地域の子どもたちに健全な成長の場を提供しました。
  4. ちくま検定事業
    地域の魅力を再発見するための「ちくま検定」を、県補助事業として「ちくま大百科」をテキストに実施しました。第2回目の検定試験は12月3日に千曲市総合観光会館で行われ、受験者60名中、23名が合格し、合格率は38%となりました。また、地域の中高生を対象としたジュニア検定も試行されました。これらの事業は、ちくま検定実行委員会(委員長:武井音兵衛千曲商工会議所会頭)による市内企業の協賛支援を受けて行われました。

令和5年度 街情報の提供とシティプロモーション展開事業報告

  1. シティプロモーション活動
    市民レベルでのシティプロモーション活動として、広報に埋もれがちな街の動きや話題、政策課題や提案を新聞やホームページを通じて発信しました。また、Facebook、Twitter、InstagramといったSNSを活用し、広く情報を提供しました。
  2. 広報紙「ちくま未来新聞」の発行
    毎月1回、5,500部の広報紙を発行し、市内の公共施設や駅、銀行、企業、商店などに配布しました。また、市内の学校にも学習素材として提供し、地域の若い世代への情報発信を強化しました。
    特に、新聞に馴染みの薄い若者層へのアプローチとして、NEB(地域ニュース報道機関)を活用し、新聞記事をSNS等で発信しました。
  3. ちくま未来新聞の主な内容
    令和5年4月号から令和6年3月号まで、毎月1日に発行。46号については通常よりも増刷し、6,000部を印刷しました。市内の公共施設や企業等での配布と併せ、より広範な情報提供を行いました。

令和5年度 ちくま未来ステーション 利用報告

  1. 施設整備状況
    本年度は、ちくま未来ステーションにおける特別な施設整備はありませんでした。
  2. ちくま未来ステーションの利用状況
    ちくま未来ステーションは、多様な活動や会議の場として活用されました。利用内容は以下の通りです。
    • 各種会議の開催
    • ちくま未来大学の講座開催
    • 囲碁将棋教室
    • 川柳教室
    • のうモダンの会
    • 古典を学ぶ会
    • ラボパーティ
    • ちくま映画を語る会
    • 千曲倫理法人会の会合
    • IT教室
    • 商店街協同組合の活動
    これらの活動を通じて、地域住民の学びや交流の場として、施設が広く活用されました。